ゼレンスキー氏夫人、バイデン氏の招待固辞か…「クリミア容認」ナワリヌイ氏の妻と同席避けた見方も
米紙ワシントン・ポスト(電子版)は5日、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領のオレナ夫人がバイデン大統領が7日に行う一般教書演説への招待を断ったと報じた。ロシアの刑務所で死亡した反政権運動指導者アレクセイ・ナワリヌイ氏の妻ユリア氏も招待されており、同席を避けたとみられるという。
同紙によると、米側にはウクライナを侵略し、国民を抑圧するロシアのプーチン大統領に対する「抵抗の象徴」として2人を同席させ、演説を盛り上げる思惑があった。ただ、ナワリヌイ氏はウクライナ侵略は非難しつつ、クリミア併合は容認していたためウクライナでは批判もあるという。
11月の米大統領選は民主党のバイデン氏と共和党のトランプ前大統領が再び対決する見込みで、同紙は「ウクライナは、ホワイトハウスを支配する可能性のある共和党を怒らせたくない」とも指摘した。
これに対し、ウクライナ大統領府はオレナ夫人の欠席理由を「他の日程と重なったため」と説明。ユリア氏も「夫を亡くしたばかりで休養が必要」(報道担当者)と出席しないという。
同紙によると、米側にはウクライナを侵略し、国民を抑圧するロシアのプーチン大統領に対する「抵抗の象徴」として2人を同席させ、演説を盛り上げる思惑があった。ただ、ナワリヌイ氏はウクライナ侵略は非難しつつ、クリミア併合は容認していたためウクライナでは批判もあるという。
https://www.yomiuri.co.jp/world/20240307-OYT1T50028/