生後1カ月だった次女の腕にやけどを負わせたとして、兵庫県警は7日、防水工の父親(22)=兵庫県加東市=を傷害の疑いで逮捕した。
次女は頭に大けがをして急性硬膜下血腫とも診断されており、寝たきりの状態で入院中という。
県警は日常的な暴行の有無などを慎重に調べている。
逮捕容疑は2022年8月20日午後1~2時ごろ、当時住んでいた兵庫県赤穂市の自宅で、次女の左腕に何らかの熱い物を押し当てる暴行を加え、
全治約2週間のやけどを負わせたとしている。
父親は「やっていない」と容疑を否認しているという。
県警捜査1課によると、父親は事件当時、妻や長女、次女との4人暮らしだった。
9月2日早朝、妻が「子供がぐったりしている」と119番。次女は搬送先の病院で急性硬膜下血腫と診断された。
虐待を疑った病院が児童相談所に連絡し、発覚した。
妻は事件2日後にあった次女の1カ月健診で、腕に不審な痕跡が残っているのを見つけて写真撮影していた。
県警はこの写真などを踏まえ、父親がやけどを負わせた疑いがあると判断した。
父親は離婚して現在1人暮らしという。