小学生にわいせつな行為をした罪に問われている徳島市の元アルバイトの塾講師の裁判で、被告人質問が行われ、偶然あたってしまったが、性的な意図や故意はなかったと争う姿勢を示しました。そのうえで警察の取り調べで『容疑を認めなければ反省していないことになる』と言われ続け認めた」などと主張しました。
徳島市の元アルバイトの塾講師、長宗秀哉被告(32)は去年9月下旬、当時7歳の小学生の女子児童の下半身を服の上から触ったり、児童の手をとって自分の体を触らせたりするわいせつ行為をしたとして不同意わいせつの罪に問われています。
これまでの裁判で、長宗被告は起訴された内容を認めましたが、7日行われた被告人質問で偶然あたってしまったが、性的な意図や故意はなかったと争う姿勢を示しました。
そのうえで、「警察の取り調べで『容疑を認めなければ反省していないことになる』などと言われ続け認めた」と説明しました。
さらに検察官に対し、『たまたま、あたってしまった』といったん供述したところ、その後、警察から『少しも反省していない。今から調書をつくり検察に持って行くから撤回しろ』と変更を迫られたと主張しました。これについて、徳島県警は「公判の内容についてはコメントを控える」と話しています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tokushima/20240307/8020019783.html