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セックスした時「腟の奥が痛い」を放置してはいけない理由|婦人科形成医が教える

じつは、セックスで痛みを感じる人はめずらしくありません。 注意してほしいのは、その性交痛を腟のどこで感じているか。腟の入口? それとも深く挿入されたとき? 痛みを感じる場所によっては、病院行く必要があるかもしれません

■潤い不足が、入口の痛みを生み出す

腟の入口付近で痛みを感じるなら、その多くが「潤い不足」によるものです。女性は更年期に入ると、いわゆる濡れにくくなってしまうため、痛みを感じやすくなります。
また、先天的に処女膜に厚みがある「処女膜強靭症」の方も、膜が突っ張ることで、入口付近が痛くなります。
でも、痛みを腟の奥で感じているなら、注意が必要です。

■奥の痛みは、婦人科系疾患のせいかも

腟の奥が痛い、という場合、それは「お腹の中」を意味します。腟の先には、子宮や卵巣、膀胱などの臓器があり、腹腔内に問題がある可能性がある、ということなんです。
代表的な疾患は、子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮内膜症。とくに、子宮内膜症の方は、腹部に癒着がありそれが引っ張られることで、性交痛が起こりやすくなっています。
また、セックスとは関係ない腹部臓器を手術した方も、腸の癒着が原因で、性交痛が引き起こされる場合もあります。

■まさか◯◯が、セックスの邪魔になるなんて!

じつは、年齢問わず女性に多い便秘でも、性交痛は起きてしまいます。腟のすぐ下に直腸があるため、便秘の状態でセックスを行うと、溜まった便が腟に刺激を与え、それが痛みになってしまうんです。
なので、便秘が続いているときのセックスには、気をつけて。
セックスとは本来、快感と解放を味わうもの。もし、そこに苦痛がともなうなら、悩んでいないですぐに解決へ踏み出しましょう。腟が乾燥してるなら、潤いジェル。腟奥なら、クリニック。もし、パートナーのサイズや行為の仕方によるものなら、ちゃんと痛みの理由を口に出して、コミュニケーションをとりましょう。