「田舎、夏、ヒロインが消える」 最近こういう感じの小説が人気らしい [932058337]
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「田舎の夏、ヒロインが消える」物語なぜウケる?
「ブルーライト文芸」という言葉をご存じだろうか。
「青い」キラキラした、エモいイラストが表紙になっている文芸作品のことで、近年、複数の出版社を中心に、そうした文芸作品が多く刊行されている。
https://toyokeizai.net/articles/-/737591 拉致られてレイプされまくった後殺されて埋められるので消えるの?
存在しない夏、郷愁
人は楽園を夢見たときからそれを失っていたんだよ…
ユートピア小説と名付けよう
ぶっちゃけ、この設定は戦後だよな
戦前はこう言う設定にはならない
夏、田舎、蝉の声、バス停、佇む少女、白いワンピース、麦わら帽子、輝く白い歯、綿花畑、南軍旗
最近というか平成初期くらいにアホみたいに流行ったイメージ
>。主人公の輝彦は、ある日、クラスの人気者である香織から自分の専属カメラマンになるように言われる。突如として始まった撮影生活は香織の自由な性格もあって大変なものになる。しかし、あるとき、輝彦は彼女が重い病と闘っていることを知り……
難病ものか
ケータイ小説が外側かえただけだな
★特徴① ヒロインが何らかの病気にかかっていることが多い
▼特徴② 最後にはヒロインが死んでしまうことが多い。
難病のヒロインに処女膜ぶち破り中出しファックする鬼畜主人公
>>40 サナトリウム文学からの影響なんかね
そこに無理矢理麦わら帽子と入道雲みたいな健康アイテムくっつけちゃうあたりが平成初期なんだけど
夏、青い空と入道雲、ロングヘア、白いノースリーブのワンピース、麦わら帽子、ひまわり畑か踏切、
このシュチュエーションってなんなの
どこのなにが元ネタなのか
それとも漠然とした男の憧れのイメージを表したものなのか
暑い夏
白い雲
青い空
青い海
蝉の声
ひまわり畑
黒髪ロング
白いワンピース
麦わら帽子
裸足にサンダル
謎のバス停
こういうのでいいんだよ
>>26 これは慧眼
戦争文学だとちいちゃんの影送りとか夏の葬列とか夏が舞台は鉄板だけど、もろに終戦記念日の影響だもんね
戦後が現代日本人の心に与えた影響は大きそうだ
散々既出だが、昔のエロゲや一部アニメでよく見かけた設定やな
一時期漫画でも小説でもタイトルの字体を
細めの線でささっと走り書きした感じにしてる作品が量産されてたね
今のライト文芸は複数のジャンルの融合地点だけど
この手の小説を出しまくって成功してるスターツ出版はもともとDeep Loveとか恋空とかケータイ小説を出版してたところだから距離的なルーツが近いのはそっちだと思う
「新海誠っぽいエフェクトのかかった、青春っぽいイラストが表紙の文芸作品」このジャンル名って?
https://togetter.com/li/1719489 ヒロインわちゃわちゃ出さないしほぼ一巻しか出ないから作り手としては起承転結を最初の段階から作れるから楽そう
真相はたいてい、僻村自治会のエロオヤジたちの輪姦サークルに飼われて、
自民党の地元市議とかにフィストファックされてるんだよな
こういうエロゲチックなひと夏の恋物語の直接の祖先ってなんなんだろ
最近、というか数年前から新文芸の流行りよね
八目迷の「夏へのトンネル、さよならの出口」あたりが一番のヒット作なんかな
映画にもなったし。しかし、雨後の竹の子みたいに似たタイトル、表紙で溢れとんな
ライトノベル派生のライト文芸がケータイ小説と合流したジャンルだと思う
直接的なルーツはサナトリウム文学やろ
>>56の指摘に沿うならぼんやりした高原の夏ではなく戦後刷り込まれた夏=死のイメージの夏らしい夏に置き換えることで死を強調している
糞田舎の夏に置き換えることでサナトリウム文学のスノッブさも消し去ることに成功している
>>66 嫌儲恒例スレなんで何度も議論されてるけど
ひと夏の恋の原型はロマン派文学、ゲーテの「若きウェルテルの悩み」
このロマン派の完成形である抒情派、ゴールズワージーに「林檎の木」があって、
この作品を日本で翻案したのが川端康成の「伊豆の踊子」(ひと秋の恋)
川端康成の軽井沢の別荘に出入りしていた堀辰雄が書いたのが「風立ちぬ」「美しい村」で
これが自然派、抒情派のもとに産まれるサナトリウム文学の嚆矢となる
文学的な経緯はこんな感じ
>>66 ジュブナイルの何かだろ
全オタクの心の中にあるのに日本のどこにもない風景
それがエロゲの田舎の夏
>>73 日本でのブームはあと、川端に激賞される三島由紀夫の「潮騒」が
映画などでも大ヒットしたのが大きいかもしれない
エロゲ的な夏、田舎、死のイメージは
明治末年から起こるロマン派、自然派文学の間でもう一般化してんだよな
三木露風の「廃園」とか北原白秋の「思いで」なんかにも似たイメージは出てくる
要するにロマン派詩人の定型句だったわけで、
エロゲユーザーはそれ知らんから
1980年代あたりの漫画読んでると
夏のレジャーとして
高原、別荘またはコテージ、テニス、あたりがよく出てくる
智恵子は東京に空が無いといふ、
ほんとの空が見たいといふ。
私は驚いて空を見る。
桜若葉の間に在るのは、
切つても切れない
むかしなじみのきれいな空だ。
どんよりけむる地平のぼかしは
うすもも色の朝のしめりだ。
智恵子は遠くを見ながら言ふ。
阿多多羅山(あたたらやま)の山の上に
毎日出てゐる青い空が
智恵子のほんとの空だといふ。
あどけない空の話である。
昭和三・五
ロマン派文学、詩人の間で一般化してた定型句を
きれいな形でまとめ上げたのが堀辰雄や川端康成、または三島由紀夫の各作品だったわけで
もともとのルーツも洋ロマン派文学なんね
>>73 伊豆の踊子はなるほど確かにそれっぽいな
学生が影のある不思議な女の子と知り合って恋に落ちるって筋書きはいかにもエロゲ的
>>72 なるほど~
文学の影響か
確かに女の子が病弱のイメージあった
>>1 小説のラストを盛大にネタバレしてるクソ記事だな
書いたやつの配慮が足りなさすぎ
三島由紀夫の潮騒とか昔からこんなんいくらでもあった
定番の一つを最近と言われても困る
おじさん的には輝彦ってあおい輝彦の印象が強すぎて昭和ネームにしか思えないんだけど
令和キッズ的にはイケメンDKが付けてても違和感無い名前なの?
観鈴ちんのエロシーンでぬいたやつどのくらいいるのかな
ラノベでは、
佐野徹也の「君は月夜に光り輝く」がたぶん、ここ近年のブームの直接の嚆矢
電撃大賞作品で、ちなみ、同年に大ヒットした住野よるの「君の膵臓を食べたい」は
この賞への応募を見送っていた作品で、君が輝く〜と同じloundrawが装画を手掛けてる
どちらもヒロインが難病で消える話
ラノベ応募作から2作、純文寄りの新文芸的ヒット作が出て、
以降、雨後の竹の子みたいにヒロインが消える作品が量産されることに
2000年前後にこういうゲームがいっぱいあったような気がする
この前小学生で白のワンピがいたけどロリコンじゃないのにロリコンになるかと思うぐらい可愛かった
>>71 当時から両者とも内容的には粗同じと言われていたが
ついに合体したかって感じ
果てしなく青いこの空の下でか
あれめっちゃ刺さってヌけたわ
エロくて物語も引き込まれて2度美味しかったな
水の中の8月がわかる人はもういないだろうな。まさに消えるからな
いや、もうちょっと経緯が違うかな
先に住野よるの「君の膵臓が食べたい」がスマッシュヒットして、これを掴み損ねた電撃が、
メディアワークス出版の新文芸として押し出したのが佐野徹也の「君は月夜に光り輝く」
イラストはキミスイと同じloundraw(月がキレイのキャラ原案とかしてる人だね)だった
https://mwbunko.com/title/kimitsuki/ 以降、これと似たようなテイストの出版が新文芸を中心にラッシュになって、いまこのありさま
本屋の一部の平台とかすげえよな。タイトルも装画もテイストが似たのが並びすぎてて見分けがつかん
この系統の装画の最初は「いなくなれ、群青」の越島はぐ(ビブリア古書堂の人だ)だったと思うんだけど、
すっかりヒロインが消えちゃうブルーライト文芸の十八番になっちゃって
小説の方の風立ちぬとかが原点じゃないの、不治の病の薄幸の美少女的な
つうか、ロマン派のエッセンスだよ
遡るとゲーテあたりにいきついてしまう
夏 子どもなら絶対ワクワクした夏休みへの憧憬=年取った人々の子どもの頃への回帰願望
田舎 夏といえば田舎への帰省っていう夏休みの付属品
ヒロインの死
>>56 >>72の指摘の通りの終戦記念日のイメージの夏の死の面
全部年寄りのノスタルジーに付随するものに思える
>>5 日本の夏といえば原爆だから熱線と爆風で文字通り消えるんだろ
>>114 それは夏作品が人気である理由であって、
夏と生命の儚さってのはもう明治末期から詩人がうたう典型的なテーマ
夏氷 はかなくたのむ 命かな 正岡子規
というか、夏の儚さというなら平安期からある
夢よりも 儚きものは夏の夜の 暁がたの 別れなりけり 壬生忠岑
もともと、そもそもにして盆が夏に設定されてる理由だろうな
>>114 それは夏作品が人気である理由であって、
夏と生命の儚さってのはもう明治末期から詩人がうたう典型的なテーマ
夏氷 はかなくたのむ 命かな 正岡子規
というか、夏の儚さというなら平安期からある
夢よりも 儚きものは夏の夜の 暁がたの 別れなりけり 壬生忠岑
もともと、そもそもにして盆が夏に設定されてる理由だろうな
歳を取ると女が消えようがどうでもよくなるからな
女一人のために一生懸命になれるのは若いうちだけよ
その時間こそが貴重だとも言えるが
ギャル化して寝取られるからヒロインではなくなる
…ってコト?
>>65 果て青は雪のシーンのインパクト強くて、個人的に夏のイメージないな。
雪の中の血塗れメイド姿の雨音とか、藍との雪のシーンとか。
>>83 もとになってる「林檎の樹」はもっとエロゲだよ
怪我をした学生が夏休み、田舎を旅してそこで純朴で不思議な雰囲気の田舎娘に出会う
将来を誓いあうが、青年は少女を迎えにいく自信がないままに都会から帰らない
年老いて再びその地を訪れたかつての青年は、娘の悲劇的な行く末を知る
欧米ではひと夏の恋物語の典例として知られ、「サマーストリー」ってなそのものなタイトルの映画にもなってる
堀辰雄のサナトリウム文学がよくイメージのもとだと言われるけれど、
「風立ちぬ」は実際には冬をメインテーマにした作品で、ヒロインが死ぬ冬がメインなんだな
出会いを描いた「美しい村」が夏で、麦わら帽子の少女がここで出てくるよ
田舎、夏、ヒロインが消える、南軍旗
黒人差別を問題にした社会派サスペンスが流行ってるんだな
>>103 小学生の兄妹が友達を誤って殺してしまい死体を隠して右往左往
巷を騒がせる児童誘拐犯のせいにするも担任にバレてしまう
担任が見つからないようになんとかするからと死体を回収
兄妹は一安心
冷凍倉庫の児童死体コレクションに追加してご満悦担任でエンド
だったかな確か
「消えた女」系の話って大昔から定番だけどね
邦画界隈なんかも大好きなネタ
逆にエロゲのKanonが冬だったのはなんなんだろうな?
>>129 そこまでクッキリとしたアヤフヤな記憶があるのか
女性向け「耽美」の趣味が変わったって話もあるのかもしれない
なんか暗い所でアルチザンな服着た人達から夏の日差しに白シャツになった
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