「中国のIT企業経営者で、1泊200万円くらいのリッツカールトンのスイートに泊まる人が、私の〝パパ〟。彼が冬に日本に来たときは、待ち合わせ場所の成田からそのままニセコに連れていかれます」
そう話すのは、外国人富裕層を相手に〝愛人業〟を行なっているという日本人女性の山岸美悠さん(仮名、25歳)だ。
ニセコのインバウンドの「真の主役」は、こうした富豪たちである。
「クラブでお酒を片手に盛り上がっている人と話したら、超有名外資系金融の偉い人だったりする。ニセコはそういう街です」(山岸さん)

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