庵野秀明氏「ゴジラ-1.0」に好意的な意見 「いろいろツッコミどころは満載」とも
https://eiga.com/news/20231027/29/


山崎監督は、東宝から「ゴジラ」新作のオファーを受けた際の心境を「正直『シン・ゴジラ』の後かよって(笑)。ぺんぺん草も生えていないのに、普通は誰もやらないですよ」と率直に告白。これに対し、庵野氏は「いや、本当によくやった(引き受けた)よね。最初はビビッていたけど、やっぱりやるんだ」とこちらも素直なリアクションを披露した。

完成した「ゴジラ-1.0」について、庵野氏は「よくできていた。これまで培った技術力が集約されていて、山崎君の仕事の集大成になっていると言っても過言ではない」と好意的な意見。同時に「いろいろツッコミどころは満載」とも評し、山崎監督から「うるさいわ!(笑)」と反撃される場面も。一方、山崎監督が「(作中の)軍艦は、庵野さんが悔しがるようなものにしたかった」と自信を示すと、庵野氏は「軍艦は、ぬるい!」とバッサリ斬るなど、白熱の攻防戦に会場は大いに盛り上がった。

今回、トークイベントに参加した理由として「とにかく応援しなければと思って。大儲けしてくれないと、特に国産の特撮は続かない」と庵野氏。「恐らくリクープ(費用の回収)は大丈夫だと思うけど、リクープじゃ許してくれない感じでしょ?」と発破をかけた。