宮崎監督は、自身のアトリエで受賞の知らせを待っていたそう。受賞発表前に宮崎監督と会ったといい「『日本男児としてうれしい顔は見せちゃいけない』と言いつつ、笑みがこぼれていました。すっかり喜んでいました。みんなが喜んでいるし」とノミネートも喜んでいたと語った。

受賞後の宮崎監督について、鈴木氏は「興奮していました。『気にしていない』と一生懸命自分の気持ちを押さえていましたが、結構ほしいんだなと。まだ緊張が続いていました。僕が『おめでとうございます』って伝えたら『お互いさまです』と」と会話の一部を明かした。

報道陣から「正式なコメントはないのでしょうか?」という質問が出ると、鈴木氏は「『二度と作らない』って大記者会見をやったのをすごく反省している」と『風立ちぬ』後の引退会見に言及。「(今作の制作を)やりたがってるのはわかっていたのですが、知らん顔していた。すると『本当にみっともないけど、もう一本作りたい』と」と引退撤回を申し訳なさそうに申し出てきたことを明かした。

続けて「『もう世間には出ません』というのは、本心だと思うんです。結果として説明してもうそになる愚行を繰り返したくないという気持ち。仕方がないからそれに関しては僕がやっている」と語り、この日も受賞の喜びやスタッフへの感謝の思いを語った。

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