2011-12-14
復興予算に調査捕鯨費 水産庁23億円 基地・石巻被災理由に(東京新聞)どさくさ紛れ
https://rief-jp.org/ct10/6532 2012.08.03
復興用の予算からシーシェパード対策費に5億円使われていた
https://www.news-postseven.com/archives/20120803_134319.html 会計検査院
別添3 復興予算の執行状況に関する会計検査院の検査状況
https://report.jbaudit.go.jp/org/h24/YOUSEI6/2012-h24-Y6368-0.htm (1) 復旧・復興事業等の執行が、被災者や被災地に直接資するものとなっているかについて透明性が十分確保されていなかったり、
その効果が十分に発現されていなかったりしているもの
② 予算執行の効果が一部しか被災地のためにはなっていないと考えられるため、復興関連事業としての効果が十分に発現していないもの(農林水産省)
>そして、23年度の調査捕鯨において、鯨類研が捕獲した鯨267頭の鯨肉のうち全国の鯨関連業者等に販売されたものは、
>重量829.6t、売上額10億5104万余円であるが、石巻市内の鯨関連業者等に販売されたものは、
>重量74.4t、売上額5726万余円であり、全国に占める割合は、重量ベースで8.9%、売上額ベースで5.4%にすぎなかった。
>したがって、石巻市内の鯨関連業者等へ販売されている鯨肉は調査捕鯨に係る鯨肉全体の10%程度以下でしかないことなどから、
>安定化事業については被災地の復旧・復興との関連が薄く、予算執行の効果が一部しか被災地のためにはなっていないと考えられるため、
>復興関連事業としての効果が十分に発現していないと認められる。
2015/12/29
捕鯨船員の人件費、年間2000万円だった [無断転載禁止]©2ch.net [323988998]
http://fox.2ch.net/test/read.cgi/poverty/1451386475/ 2015/12/22
南氷洋での調査捕鯨は、百害あって一利なし
https://toyokeizai.net/articles/-/97653 鯨肉は相当量が売れ残っている
南氷洋調査捕鯨で採捕されるのはほぼミンククジラであるが、その販売実績をみると一部の部位は4回入札しても捌けていない。
最後回をみると「落札なし」「応札なし」である。
前者は最低価格に達せず、後者は入札そのものがなかったことを示すものだ。
これらの売れ残りはおそらくは加工肉にもできない。不良在庫として積み上げるか、
動物性飼料とするか、廃棄するかしかない。
また、その鯨肉の収益も捕鯨をまかなえる金額とはほど遠い。調査捕鯨は南氷洋捕鯨に専従する共同船舶が実施している。
同社はそのために船員170名を擁しているが、おそらくは人件費だけでも年34億円(『海運経営』<日本船主協会,2014年>によると
日本人外航船員の平均人員コストは年2000万円)を必要とする。
だが鯨肉収入ではその金額は賄えない。
一回の南氷洋調査捕鯨で入手できる全ての鯨肉は約2000トンであるが、入札実績からすれば全部位の平均価格は
キログラム1500円程度である。
全量を売り切ったとしても収入は30億円にしかならない。
実際には鯨肉は相当の売れ残りがあるため収入はそれ以下となる。
逆に捕鯨コストは船舶の燃料費や維持整備費用、傭船料、陸上事務員の人件費といった諸経費も見なければならない。
つまり調査捕鯨は事業としては完全に赤字であり、国の援助がなければやっていけない。
その赤字額はおそらく年15億円程度である。
水産庁の資料によれば、調査捕鯨を受託する日本鯨類研究所は鯨肉販売では経営が成り立っていないないため、
2008年には約9億円の国庫補助と捕鯨の調査受託費4億円を受けている。
だがそれでもなお赤字であり財団財産を2億円近く切り崩す持ち出しとなっている。