https://news.yahoo.co.jp/articles/1d18bb83a00b90a736a15415622936277726f9dd
 複数のロシアメディアは10日、消息筋の話として、露海軍のエフメノフ総司令官が解任され、後任は露北方艦隊のモイセエフ司令官に決まったと伝えた。
露メディアは解任の理由に言及していない。
ただ、黒海海域では最近、ウクライナ軍による露軍艦艇の撃沈報告が相次いでおり、エフメノフ氏は艦艇喪失の責任を問われて更迭された可能性がある。

露メディアによると、海軍総司令官の交代は当局内で既に通知された。
消息筋は「交代は近く公式発表されるだろう」と述べた。

一方、ウクライナ軍は10日朝に黒海海域で活動している露軍艦艇は確認されていないと発表した。
黒海海域で露軍艦艇の活動が確認されないのは5日連続となった。
ウクライナ軍は5日には黒海海域で露黒海艦隊の哨戒艦「セルゲイ・コトフ」を水上ドローン(無人艇)「マグラV5」を使った攻撃で撃破したと発表していた。
露海軍はさらなる損害拡大を警戒し、活動を控えている可能性がある。

ウクライナ軍は最近、黒海海域で露軍艦艇の撃破を相次いで報告。
先月1日と14日にも、露ミサイル艇「イワノベツ」と大型揚陸艦「ツェーザリ・クニコフ」をマグラV5でそれぞれ撃沈したと報告した。

ウクライナ軍はミサイル攻撃やドローン攻撃により、全面侵攻前に70隻超で編成されていた露黒海艦隊の艦艇の3分の1に当たる30隻弱を無力化したとしている。