各務原市教委は11日、食物アレルギーの子どもに配慮して分けるはずの揚げ油を混ぜて使用したとして、市内の中学校に勤務する給食調理員の女性(61)を戒告の懲戒処分にした。

 市教委によると、2月7日の給食で小麦や乳製品を含むシナモンパンを揚げた油を、翌8日に鶏の唐揚げを揚げる油に約1リットル注ぎ足したとされる。食物アレルギーのある生徒2人に健康被害は確認されていない。

 8日午前、別の調理員がシナモンパンの油を使わないよう女性に言ったが、注意を聞かず注ぎ足したという。

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