https://kinyu1.com/post-4770/ 画像のように立ったまま前かがみでふらふらしているヘロイン中毒者を動画では数多く見ることができます。
世界中でこのことを不思議に思っている人々が多いようですが、検索してもなかなか医学的回答を見つけ出すのが難しいです。
オピオイドは痛みを抑制する鎮痛作用がある
オピオイドは、強い鎮痛作用を持つ薬物の総称で、モルヒネやフェンタニル、オキシコドンなどが含まれます。
ヘロインもオピオイドの一種です。あの立ったまま前かがみでいるゾンビ状態はとても筋力が必要で体がしびれたり筋肉痛になりそうなものですが、痛みは消えている状態なので中毒者たちはそれほど気にしていないのかもしれません。
ヘロインのようなオピオイドは、脳や脊髄の特定の受容体に結合することにより、痛覚の認知を減少させるだけでなく、呼吸や循環器系の活動を低下させることも引き起こします。
呼吸活動の低下は、血液や脳内の酸素濃度の低下を引き起こすことがあり、眠気、混乱、筋肉の弛緩につながり、人が前かがみに見えたり、「うとうとしている」状態になることがあります。
そしてオピオイド使用は姿勢を制御する筋肉の活動の低下を引き起こすことがあるため、人が直立姿勢を維持するのが困難になることがあります。