千葉県成田市の成田山新勝寺大本堂前で、氷彫刻の技術を競う大会が開かれ、17人がワシやイルカ、アニメのキャラクターなどを彫った。

 今回が34回目で、3日に開かれた。全国各地のホテルで勤務する調理師や氷彫刻の職人らが出場。2時間の制限時間内に、チェーンソーやのみなどを巧みに使って重さ135キロの氷二つを削って彫り、芸術作品に仕上げた。最後に水をかけると、氷彫刻は太陽に照らされてキラキラと輝いていた。

 出場した八千代市の調理師、三輪裕之さん(64)は「氷に彫るのは、何もないところから作ることにダイナミックさがある。氷彫刻は2時間ほどで解けてしまっても、皆さんの記憶に残ってほしい」と話した。作品を見た東京都中野区の小学6年、早船ひまりさん(12)は「削る技術がすごい」と感心していた。

https://mainichi.jp/articles/20240312/k00/00m/040/288000c
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