https://pc.watch.impress.co.jp/docs/article/970507/p2akiba.htm
秋葉原でもPentiumIIマシンの販売が始まる
インテルの正式発表に合わせ、秋葉原ではPentiumIIを搭載したパソコンの販売が始まっている残念ながら、国内大手メーカーの製品が一般のパソコンショップにズラリ並んでいるというわけではないが、いわゆるショップブランドと呼ばれる小中規模のパソコン店の独自製品や、直販メーカーの製品など、一部の製品については店頭やショールームで実際に購入することが可能になっている
■日本ゲートウェイ2000
即納モデルもあり、PentiumIIマシン購入者は真紅のフェラーリに乗れる
PentiumII正式発表と同時に新製品を発売したゲートウェイ2000は、秋葉原にあるショールーム「ザ・ショップ Gateway2000」で新製品のデモを行うと同時に、製品の販売も開始している(電話注文やホームページ上でのオンライン注文も可能)
正午から展示を開始したという新製品のデモには、事前のホームページ上の予告広告の効果もあってか、多くの人が押しかけ、平日の数倍の来場者数になっているという同社は7日だけの販売キャンペーンも実施しており、一部モデルを除いて無料でメインメモリの搭載容量を2倍にする「メモリ倍増フェア」や、変わったところではPentiumII搭載マシンを購入した人に真紅のフェラーリでショールームから秋葉原駅まで送り届けるサービスも行っていた
同社では持ち帰り可能な即納モデルとしてFastデリバリーモデル2機種を用意しており、今すぐPentiumIIマシンが欲しいという人には貴重な選択肢の一つとなるだろう(モデルの仕様や価格については「ゲートウェイ2000もPentiumII搭載パソコンを発売、一部モデルの出荷も開始」の記事を参照)
■ソフマップ
INTEL純正マザーボードとPentiumII 233MHzを含む「ベアキット」を販売
ソフマップ8号店秋葉原NETWORLDでは、パソコンの自作派向けにPentiumII 233MHzと本体ケース、メモリ、マザーボードをセットにした「ベアキット」を販売中
マザーボードなど構成される部品はインテル純正のもので、ATX規格の本体ケースに全て組み込まれた状態になっているこのベアキットのほかに必要な部品(HDDやビデオカードなど)については、自分で選んで追加すればすぐにオリジナルのPentiumIIマシンが作ることができる価格は229,999円同店では、このベアキットに2.1GBのHDD、S3 ViRGE DX(4MB)チップのビデオカード、16倍速CD-ROMドライブ、Windows 95 + Plusを追加した「PentiumIIロープライスセット」も307,999円で販売している
自分オリジナルの仕様のPentiumIIマシンを作りたい人や、INTEL純正の部品にこだわりたいという人には、向いた商品だろう
■フロンティア神代
PentiumII 266MHzのオリジナルモデルを販売
フロンティア神代東京秋葉原店では、オリジナルブランドのPentiumII 266MHz搭載マシン「Frontier Highgrade-Pro266m」の販売を開始した
マザーボードにASUSTeK Computer(ASUS)のKN97-Xを採用し、メモリ32MB(EDO)、12倍速CD-ROMドライブ、ビデオカードMatrox MGA Millennium(4MB)、2.5GB HDDなどを搭載している価格は288,000円注文してから2〜3週間程度で届くというまた、7日〜14日の間は先着200名に限ってHDDは通常の2.5GGBから3.2GBで出荷する「HDDボリュームアップキャンペーンを実施中だPentiumII 233MHzのモデルも発売される予定になっている
■その他PC/AT互換機専門店
PentiumII 233MHzは10万円前後、266MHzは13万円前後
PentiumIIのCPU単体では、実は秋葉原のPC/AT互換機専門店では3月下旬から売られており、今では多くの店頭でごく普通に売られているこれらは海外などからの流通経路で入荷したもので、箱などのパッケージはなく裸の状態で売られているものまた、対応するマザーボードも機種は限られているものの、入手は容易だ実売価格は「CPU、HDD相場情報」でもお伝えしているように、PentiumII 233MHzが10万円前後、266MHzが13万円前後
こうしたPC/AT互換機専門店にとっては、PentiumIIなどずっと以前から「普通の商品」であり、7日のPentiumII正式発表だからといって特別なことをしているところは、特には見当たらなかった