兵庫県伊丹市の小学生女子のバスケットボールクラブに所属する女児3人の体を触ったとして、強制わいせつ罪に問われたコーチで元小学校校長相原信也被告(71)に、神戸地裁伊丹支部(西森英司裁判官)は13日、懲役4年6月(求刑懲役7年)の判決を言い渡した。

西森裁判官は判決理由で「指導者の立場や(女児らの)尊敬の念、向上心に乗じた悪質で卑劣な行為だ」と指摘。女児らに大きな心の傷を負わせ、健全な育成に相当な悪影響を与えたとした。

判決などによると、被告は2021~22年、クラブの女児3人を練習中に体育館の舞台裏や階段に個別に呼び出し、胸や下半身に触れたり、キスをしたりした。弁護側は、わいせつな行為をしたことはないなどとして無罪を主張。

伊丹市によると被告は07~13年に市立小で校長を務め、退職後にクラブで指導していた。

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