処分された6人のうち懲戒免職となったのは4人で、うち3人は生徒へのセクハラなどわいせつ行為、1人は「かながわPay」の決済画面で詐欺を行ったということです。

そのうち湘南地区にある中学校の臨時的任用職員の20代の男性教諭は、去年4月から6月にかけて、前任校の女子生徒に対し自家用車の中で4回にわたって「性交に近い行為」をしたとされています。

また、それ以前の去年2月から3月にかけても同じ生徒に対し、校内で抱きしめキスをするなどの行為も行っていましたが、昨年度末付けで一度任期が切れているため、これについては「処分不能」としています。

ことしに入って女子生徒が学校に相談し発覚していて、男性教諭は県教委の調べに対し「部活の人間関係の相談に乗るため、SNSを交換し、やり取りをするうちに幸せにしてあげたいと思ってやってしまった」と話しているということです。

そのほか、飲酒運転や体罰で2人が停職処分となっています。

今年度の教職員の処分はこれで18件に。
そのうち特に深刻化している「わいせつ行為による処分」は11件と、記録が残る2006年度以降最多になりました。

県教委は今後、性被害が起きた際の対応マニュアルを作るなど対策を検討するとしています。

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