「キャバ嬢にオッサンが言ってたら、めちゃくちゃ炎上するだろってことみんな普通に言ってきますよ」
そう語るホストのマサキ(仮名・22)は苦笑いする。
「お店に初めてくるお客さんは初回、って言って5分交代くらいでホストが次々来るんですけど、そのホストの容姿を罵倒したり、『私とこの後ホテル行ける?』とか聞いてきたりする人もいます。自分がキャバとかで指名でもないオッサンに言われたら嫌なことも平気で俺らには言ってくるんですよね」
客の目に余るセクハラ言動は尽きないという。
「エロい感じのヘルプのことを『歩くセックス』って呼んでた人にはドン引きしましたね。隣に座ると平気でボディタッチしてくる人もいますし。下半身を触ってきたり。嫌がるとキレてくるお客さんとかもいますしね……。先輩のホストで、女装イベントした時にお客さんにスカートの中に手を突っ込まれて、初めて女の子が痴漢される気持ちがわかったって落ち込んでる人もいましたよ」(マサキ)
キャバクラでもホストでも枕営業は存在するが、それを「ネタ」にする頻度はやはりホストクラブのほうが高い。
「(男性器を)入れてくれたんでシャンパン入れちゃいました」「この前担当と枕した時に中折れされました」などといった過激な発言がシャンパンコール中のマイクを通して店に響き渡ることもある。ホストもホストで、「可愛いお客様には金銭関係なく枕営業をしてしまう」という匂わせをする者も少なくない。
結果として、「抱かれなければ自分は可愛くない、女として見られていない」という不安に駆られ、余計に枕営業されることに固執してしまう女性客もいるのだ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/0da57c65be04e91d38e6714c4c42f5495361ff63