古代エジプト、人骨が語る過酷な暮らし
https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/7701/

古代エジプトの都市アマルナの平民墓地から発掘された人骨を調査したところ、
子どもの多くは栄養失調で発育不全だったことが明らかになった。
大人も過酷な労働に従事していたらしく、事故による負傷の痕が多く見られる。

詳しく調査された人骨の75%以上が四肢や脊椎に関節炎を起こしており、
重労働に従事していたことを示している。背骨が折れたり押しつぶされていることも多く、
調査した人骨の67%から骨折が治癒した、または治癒しかかっている痕跡が最低1カ所見つかっている。
これは「非常に高い」確率であり、「過酷な労働量を示している」と、
ギザのピラミッド周辺で発掘調査を行っている古代エジプト調査協会の
骨考古学者ジェシカ・カイザー(Jessica Kaiser)氏は述べている。