不動産不況などの影響で韓国の日雇い労働者が急速に減少していることが分かった。
労働市場で緩衝材の役割を果たしてきた日雇いの仕事の減少は庶民経済の不振につながるとして懸念も広がっている。

韓国統計庁が14日に発表した雇用統計によると、先月の日雇い労働者数は87万7000人で、
1年前に比べて17万7000人減少した。日雇い労働者が90万人を下回るのは1984年2月に86万9000人を
記録して以来40年ぶりだ。日雇い労働者とは雇用契約の期間が1カ月未満、
あるいは日当を受け取りながら働く就業者のことをいう。日雇い労働者の減少は昨年4月から11カ月連続で続いている。
昨年1年間の月平均の日雇い労働者数は104万2000人で、これは1970年に101万8000人を記録して以来53年ぶりの少ない数だ。

 日雇い労働者の大幅な減少について韓国政府は「高金利の長期化と不動産プロジェクトファイナンス(PF)の
不振による不動産市場の低迷が影響している」と推測している。

以下ソース
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/03/15/2024031580011.html