「良心にかけてトランプ氏に投票しない」 ペンス氏が不支持表明
https://news.yahoo.co.jp/articles/a5cf3b3ab9b0baa0eeead575dc002941306a21ed
【ワシントン=大内清】ペンス米前副大統領は15日、共和党のトランプ前大統領を11月の大統領選で「支持しない」と明言した。
保守系のFOXニュースの番組で語った。ペンス氏は同党の指名争いから序盤で撤退しているが、トランプ氏に間近で仕えた人物が
同氏への「不支持」を改めて鮮明にしたことは、投票先を明確にしていない無党派層に影響する可能性もある。
昨夏以降に同党が開催した候補者討論会では、最終的に指名を受けた人物を他の候補全員が支持することが参加条件の
一つとなっていた。しかし、トランプ氏が一度も討論に応じなかったことなどから、支持を表明するかは実質的に各候補の判断に委ねられている。
敬虔なキリスト教福音派で知られるペンス氏は番組で、「良心にかけてトランプ氏を支持することはできない」と強調。同氏がこのところ、
福音派が求める人工妊娠中絶の禁止で主張を後退させていることや、中国系動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の禁止を目指す
超党派の動きに反対していることを批判した。再選を目指す民主党のバイデン大統領に投票することは「決してない」とも語った。