いよいよ限界と感じた…資産20億87歳現役デイトレーダー「脳梗塞で救急搬送」 日経平均株価最高更新の瞬間見れず
https://news.yahoo.co.jp/articles/5b8ee33b521ecbc82db096b823c2b8c1e6f0c326
3/16(土) 17:10配信
4万円を突破した日経平均株価。活気を見せる株式市場だが、87歳のデイトレーダー藤本茂氏は、「日経平均株価が4万円を付けるのは当然の話」だと話す。
バブル時代の最高値を付けた時代に現役投資家だった藤本氏から見た昔”と“いま”の違いとは。
そしていまの相場をどうみるべきなのか。藤本氏にうかがった。 みんかぶプレミアム特集「日経平均5万円の世界」第6回ーー。
病室で最高値更新を知る
2月22日、日経平均株価は3万9000円を超え、最高値を更新した。実に1989年12月29日以来、34年ぶりのことだった。87歳のデイトレーダー藤本茂氏は、その事実を病室で知った。
その前の週から、ろれつが回らない、うまく文字が書けないといった異変を感じていた藤本氏。それでも数日は普段と変わらない生活を送っていたものの、「いよいよ限界」と感じ、妻が呼んだ救急車で病院に運ばれた。
診断結果は脳梗塞。幸い、脳梗塞自体はそこまで重篤なものではなかったが、血圧も240を越えており、入院生活を余儀なくされた。
スマートフォンなどは持ち合わせていないため、病室では取引もできない。
普段市場が開いている間はパソコンに張り付いている藤本氏だが、日経平均株価最高値更新の瞬間も見ることはできなかった。
それでも根っからのトレーダーである藤本氏は、日経新聞や毎日の取引履歴を記した手帳を病室でも読み込むなど、投資への情熱を枯らすことはなかった。週末に退院した藤本氏だが、次の月曜日には“いつも通り”午前2時に起床する、投資漬けの生活を再開した。
普段は薬を処方されてもまったく飲まない藤本氏だが、今回に限ってはきちんと処方された降圧剤などを飲んでいる。「だからいまは調子いいよ」とうそぶく。
そんな藤本氏にとって、「最高値更新」はおろか「4万円台突破」にも、大きな感慨はないという。「4万円を突破するとは去年からずっと言ってきたこと。当たり前の話や」と話す。
「新NISAが始まった、外国人が日本株を買うてくる、東京証券取引所が企業運営の改善を要請してる、企業が自社株買いをする、これで株価が上がらんわけがないわな。下がる理由もないやろ」