「お兄ちゃん、生理でおなか痛い」獨協と品川女子学院の中高生がロールプレイ、ナプキン・タンポン…タブーに挑む(JBpress)
https://news.yahoo.co.jp/articles/0ba22d0233641fac51f46b029a8a928888af654a

教育ジャーナリストのおおたとしまさ氏が、男子校で広がり始めた性教育とジェンダー教育の現場に迫る連載「ルポ・男子校の性教育」。今回は獨協中学校・高等学校(以下、獨協)を訪ねた。品川女子学院中等部・高等部の生徒が生理について講義をする。男子生徒がロールプレイを通じて初めて知った、微妙な女性心理とは。(JBpress)

(中略

さらに、3つのケースを想定してロールプレイを行う。1つめは、家で妹から「生理痛を和らげるものを買ってきてほしい」と頼まれたという設定。品女生が妹役を演じ、獨協生が兄役を演じる。兄役をやってくれる獨協生を募ると、すぐに手が挙がった。

妹 お兄ちゃん!  生理が来ちゃって、おなか痛いんだよね。だから、薬とか、暖かくするものとか、買ってきてくれないかな。

兄 それは大変だ! 
(急いで駆け出す獨協生の演技に、笑いが起こる。教室前面の机の上に用意されていたアイテムのうち、いくつかをピックアップして妹のところに戻る)

妹 ありがとう!  毛布と、カイロと、えっと、大人用のお薬!  私、14歳なんだよね。子ども用の薬に変えてきてもらっていい? 

兄 あ~! 
(子ども用の痛み止めに取り替えて、また戻る)

妹 ありがとう!  中高生でも使える子ども用の薬を買ってきてもらいました。

拍手。獨協生の対応について、品女生からのフィードバックがある。「最初に温かくするものを持ってきてくれたのがうれしかったです。大人用の薬ではなくて最初から子ども用の薬を買ってくれたら、もっと良くなると思います」。

(後略