「今、私を雇ってくれている病院は私を信頼してリスクをとってくれているので、迷惑をかけたくない。ですから、今は何もお話しできません。

 ただ、世間で出回っている話は、事実無根のことが多すぎます。赤穂市民病院は相当に汚い病院で、私は裏側を色々と知っています。裁判が進めば、びっくりするような話も出てくるでしょう。

 直属の上司(B医師)には、都合の良いように事実をねじ曲げられ、信頼していたのに裏切られた。そもそも手術は私一人でできるわけではありません。問題を私一人に押し付けているんです」

 なお、本誌が一連の事件にかかわる各医療機関に取材を申請したところ、赤穂市民病院は「係争中の事案に影響する可能性があるため、お答えは差し控えさせていただきます」と回答し、医療法人医誠会とA氏が現在勤める病院は、いずれも回答自体を拒否した。

 私は陥れられた――。A医師はそう語る。その主張の当否はこれから裁判で明らかになるはずだが、いずれにせよ、失われた患者の命や健康はもう二度と戻ってこない。

https://news.yahoo.co.jp/articles/028d2b5ea649f4a16f2815a83c37081c79089633?page=3