過去に「高齢者は集団自決、集団切腹しかない」と発言していた経済学者成田悠輔氏の炎上が続いている。これまで成田氏を擁護する発信を続けていた幻冬舎編集者の箕輪厚介氏と、2年前に「老害殺害計画」という悪ノリ投稿をしていたのが見つかり、さらに”燃料投下”となっている。

 成田氏は21年12月、インターネット番組「ABEMA Prime」で「もう唯一の解決策は、はっきりしていると思っていて、結局、高齢者の集団自決、集団切腹みたいなのしかないんじゃないか」「過去の功績を使って居座り続ける人が多すぎる」などと発言。キリンが缶チューハイ「氷結無糖」の広告に成田氏を起用したことで批判が高まり、キリンがウェブ広告を削除する騒動となった。

 箕輪氏はこの騒動で成田さんをかばう発信を続け、広告削除を「まじうるせえな。言葉狩りじゃなくて中身を考えろよ。お前らのキャンセルカルチャーノリがお前らが否定したい切腹理論そっくりじゃねえか」とX(旧ツイッター)で批判。成田氏の問題発言が国会で取り上げられたニュースにも「不適切に決まってるんだけど、政治家が国会の場を使って一民間人の言動を取り締まる方が不適切やと思うけどな」と投稿していた。

 一方、22年5月には箕輪氏が旧ツイッターに「成田悠輔さんの本、出す時は『老害殺害計画』に決まりました」と記し、2人並んだ写真を添えた悪ノリ投稿をしており、こちらにも批判が殺到。「君たちが老害にならない保証は何も無い」「デッカいブーメランが返ってきますよ、忘れた頃に。俺たちは老害じゃないとか醜い言い訳しそうだけど」「こういう人とか、杉田水脈とか、弱者をイジメて、支持を得ようとするヤツ、一定数いる」などのコメントが付けられた。

 騒動の余波はこれだけでは収まらず。成田氏が講演予定の東京大学五月祭に対しても、SNS上では「#成田悠輔を五月祭に出すな」というハッシュタグとともに批判の声が続いている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4e1b26a69c03e8d7e42b03517138caa02218ef28