先月(2月)、大阪・八尾市の工場に火をつけて全焼させたとして、50代の容疑者が放火などの疑いで逮捕されました。
容疑者は火事の3日前までこの工場に派遣社員として勤めていたということで、警察が詳しいいきさつを調べています。

逮捕されたのは、八尾市の無職、中村哲夫容疑者(54)です。
警察によりますと、先月22日の午前0時半ごろ、大阪の金属加工会社、「宇内金属工業」の八尾市にある工場に火をつけて全焼させたとして、放火などの疑いが持たれています。
この火事で、工場と周囲の建物、あわせておよそ2300平方メートルが焼けたということです。

けが人はいませんでした。
現場周辺の防犯カメラの映像などから特定されたということで、調べに対し容疑を認めているということです。
警察によりますと、容疑者は先月1日からこの工場に派遣社員として勤めていましたが、体調不良を理由に欠勤が続いたため、火事の3日前の先月19日に契約が解除されていたということです。
調べに対し「クビの宣告をされ、火をつけようと思った」と供述しているということで、警察が事件の詳しいいきさつを調べています。

https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20240320/2000082915.html