https://news.yahoo.co.jp/articles/1717578c2848dceafcd84aef78c3a58093638be6
北陸新幹線の開業で不便になることもあります。

北陸から関西や名古屋方面に向かう場合、これまでは在来線の特急「サンダーバード」「しらさぎ」で一本で行けましたが、16日から新幹線に乗って敦賀駅で乗り換えが必要になりました。

そんな中、いま需要が増しているのが福井と名古屋を結ぶ高速バス。新幹線開業後、満席となるバスが増えています。

【乗客インタビュー】
Qバスを選んだ理由は?
「学生なので安いところで行かせようと」
「安い、新幹線は高い」

福井鉄道や京福バスなど4社が運行している福井〜名古屋間の高速バス。福井駅〜名古屋駅間を新幹線と特急で移動した場合、普通席で6960円かかります。

一方で、高速バスの場合は3600円と、およそ半分の価格で済みます。

移動時間で比較した場合、新幹線と特急で最短2時間8分、高速バスで2時間50分。
40分ほどバスが遅いことになりますが

【乗客インタビュー】
「帰りは新幹線にしようと思うが、乗り換えが分からない」
「めんどくさいし、時間がかかる」

新幹線開業当日の敦賀駅。
【アナウンス】
「特急しらさぎ、足元のオレンジ色の案内に沿ってお進みください」

敦賀駅が北陸新幹線の当面の終着駅になったため、中京方面に向かう場合は新幹線と特急の乗り換えが必要になりました。

福井鉄道など4社は福井と名古屋を結ぶ高速バスの需要を見込んで去年12月、1日8便から10便に増やしました。

【福井鉄道バス・惣宇利常務インタビュー】
「春休みに入るので大学生が名古屋で新たな下宿先の準備のために利用することが例年増えている。今年はそれ以上に増えていると感じる」

名古屋行きの高速バスは満席となる便も目立ち、週末23日の午前中は予約で埋まっています。