「指定野菜」入りを控えた人気のブロッコリー。価格が上がっていて、あちこちから悲鳴の声が上がっています。

 大阪市福島区にあるカフェレストラン「べじ吉」。彩り豊かな新鮮野菜をふんだんに使ったメニューがウリです。そんな店側が頭を痛めているのが、店のメニューに必ず盛り込まれているというブロッコリー。去年と比べて仕入れ値は1.5倍近くに高くなっているといいます。

 背景にあるのは異常気象。2月までの暖冬の影響でブロッコリーの成長が早く、出荷が前倒しとなったため、品不足による価格の高騰が起きているといいます。

 (べじ吉 深尾陽輔店長)「実際に高いです。高騰している印象です。なかなか原価的にはつらいものがありますが、安いお野菜とうまくバランスをとって、値段を上げなくていいようには努力しています」

 今年1月、国民生活に重要と位置づけられる指定野菜への認定が決まったブロッコリー。ビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富で食卓でも人気の食材ですが、価格高騰の影響はこんな人たちにも。

 大阪・北新地にある「北新地マッスルバー」。筋肉自慢のマッチョたちが在籍していて、惜しみない筋肉美の披露のほか、グレープフルーツの生絞りの実演などパフォーマンスを楽しみながら食事ができます。

 (記者リポート)「絞っているところはとても力強い感じだったのですが、絞られたジュースは非常にさわやかな味がします」

 日々筋トレで筋肉に磨きをかけるパフォーマー。彼らとってブロッコリーは重要な食材なのです。

 (筋トレ歴7年 大友徹也さん)「1皿にこんもり盛るくらい。ダイエットにも良くて、ケルセチンというのが脂肪分解をサポートしてくれる」
 (筋トレ歴5年 上坂将史さん)「あとはビタミンB群が豊富ですからタンパク質の吸収が促されるんですよね」
https://news.yahoo.co.jp/articles/a0e932b59c0738f8a0a0d1cb037f72e76b170734
 野菜の中ではたんぱく質が多く含まれ、主食代わりに食べることも少なくないそう。ただ、このまま高騰が続けば食費への影響も無視できないといいます。

 (筋トレ歴7年 大友徹也さん)「自己投資かなと思って、買って食べています」
 (筋トレ歴5年 上坂将史さん)「でもなかなか痛いところではありますよね、毎日とるものが高くなるというのは」