熊本県御船町選挙管理委員会は21日、知事選の期日前投票で、父親の入場券(はがき)を持参した女性がそのまま投票し、有効とみなされる事案があったと発表した。

 町選管によると、19日夕、町カルチャーセンターに女性が父親の入場券で期日前投票に訪れた。町職員が父親の名前を読み上げたところ、女性は「はい」と答え、投票用紙を交付された。投票直後、不審に思った職員が確認して別人の投票と発覚した。女性は入院中の父親に依頼されて投票に訪れたという。

 本来、投票は無効となるが、投票箱への投函後だったため、県選管と協議し、有効とせざるを得ないと判断した。町選管は「性別などを確認しなかったことが原因」とし、再発防止に努めるとした。

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