水原氏は、大谷の渡米4年目となる2021年にカリフォルニア・サンディエゴのポーカーゲーム会場で、“胴元”のボイヤー氏と初めて会ったと報じられている。そこからスポーツ賭博にハマっていったのだという。現地事情通は言う。

「今回の騒ぎが表沙汰になったきっかけは、水原氏が借金を抱えていた違法ブックメーカーの口座に大谷からの送金があったことを受けて、胴元のボイヤー氏が周囲に“大谷も賭けている”と漏らしてそれをウリにしていたことだといいます。現地当局もそうした情報を掴んでいたということではないか」

 ESPNの報道にも、ボイヤー氏が「自らのビジネスを盛り上げるために、大谷が顧客であると人々に信じさせようとした」とあり、同氏の代理人の「ボイヤーは大谷と会ったり話したりしたことはない」というコメントも紹介している。https://news.livedoor.com/article/detail/26091079/
 水原氏は解雇されるにあたってドジャースナインの前で、「これから報道されるが、すべては自分の責任だ。自分はギャンブル依存症だ」と謝罪したという。

「今回の一件ではまだ、大谷が何をどこまで把握し、どう利用されてしまったのかがはっきりしていない。今後明らかになっていく部分も大きいと思うが、違法賭博の宣伝に利用されてしまっていたとしたら、それは痛恨の極みでしょう」(同前)