>>958
そういうふうに複合動詞として捉えてもいいのかもしれないけど
もともとは「願う」の連用形「願い」に「お」を冠して補助動詞「する」を付けたものだと思う
(「ご○○する」の○○は名詞であって「ご」を抜いても成立する)
「お呼びする」とか「お待ちする」と同じ成り立ちだけどそれらと違うのは
動詞の連用形が名詞化していてさらにそれに「お」を冠した形までもが名詞化しているということ
連用形が名詞化した例自体はたくさんあるんだけどこれと同じ例はあまりなくて
他には「お祝い」「お知らせ」「お断り」「お祈り」などが名詞化しつつあると言えそう
このあたりわりと形式的なやりとりや連絡で使われるものが多くて興味深いかもね

この話に関連するんだけど上のほうで「お願いいたします」と「お願い申し上げます」について
「いたします」を補助動詞だからという理由でひらがなにするのなら「申し上げます」はどうなのかと質問している人がいて
それに対して「お願い」(名詞)+「申し上げます」(本動詞)だからひらがなにしないのだと説明している人がいるけど
これは説明として不適切なのではないかという意見を903では書いてみた
これもけっこう興味深いから詳しい人に聞いてみたいところだな