アルツハイマー病は四つの段階に分かれて進行します(アルツハイマーの症状の段階を知ることが重要です。)。

前駆症状(軽度認知障害、MCI)
第一期(健忘期)
第二期(混乱期)
第三期(臥床期)

前駆症状とは、アルツハイマー病の徴候が見え始める時期です。物忘れや人格変化などが起こりますが、日常生活に支障を来すレベルではないので気づきにくいようです。

第一期(健忘期)とは、前駆症状が悪化する時期です。健忘症状や空間的見当識障害、記憶障害が起こります。この時期になると、周囲がアルツハイマー病に気づき始めます。

第二期(混乱期)とは、知的障害や失語を来し始める時期です。

第三期(臥床期)はアルツハイマー病の末期症状です。失禁や拒食も起こり、介護なしでは生活できなくなってきます。

なお、アルツハイマー病はアミロイドβとタウという蛋白質の蓄積によって起こるといわれますが、これは前駆症状に突然蓄積されるわけではなく、長い年月をかけて蓄積されます。ワシントン大学のDIAN研究によれば、発症から25年前に蓄積が始まるそうです。

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