武装集団に拉致された小中学生287人、無事救出 ナイジェリア

ナイジェリア北西部カドゥナ州知事は24日、武装集団に拉致されていた小中学生およそ300人が無事解放されたとX(旧ツイッター)に投稿した。
同州のウバ・サニ知事は、詳細を明らかにしないまま児童生徒の解放を伝え、ボラ・ティヌブ大統領に謝意を表した。

州警察によると、今月7日、カドゥナ州クリガ村の小中学校がバイクに乗った武装集団に襲撃され、児童生徒300人以上が連れ去られた。
一部は救出されたものの、残る287人(うち約100人が小学生)は人質にされ、武装集団側は先週、身代金10億ナイラ(約9100万)を支払わなければ全員を殺害すると脅迫していた。

サニ知事は、ナイジェリア国家安全保障担当顧問が治安当局と連携して作戦を成功に導いたと説明。
ナイジェリア軍の貢献にも言及して「犯罪組織を弱体化させ、地域社会の治安を取り戻した」とした。

首都アブジャの南西に位置するカドゥナ州では身代金目当ての誘拐が後を絶たず、ここ数年は集団で拉致される事件が相次いでいた。
https://news.livedoor.com/article/detail/26107797/