【速報】奈良のシカ殺処分・駆除のエリア拡大へ
「天然記念物」として手厚く保護も農業被害拡大受けて

奈良県で農業被害を引き起こしたシカを生きたまま捕獲し、
「特別柵」と呼ばれる施設に収容する問題で、
25日、県の検討委員会は、今まで駆除ができなかった緩衝地区のシカを、
駆除の対象とする方向で今後検討していく方針を示しました。

奈良公園や春日大社、東大寺などがある奈良市の中心部から、
東に5キロ以上離れた地域までの一帯では、
シカの殺処分は一切禁止されています。
さらに、中心部から10キロ以上離れた京都府との県境などを
含むエリアでは殺処分は認められていますが、
年間180頭までに制限されています。

 今回、駆除の対象区域として検討されている
「緩衝地区」(C地区)は、シカの生息地域とそうでない地域の中間に当たり、
このエリアでも現在はシカの殺処分が禁止されていて、
捕獲したシカは「特別柵」で生涯にわたり収容されることになっていました。

https://news.yahoo.co.jp/articles/3a549255ab7ec6b1d3b015e1dfd0c8258dc57c1e