露ニュースメディア「SHOT」は、拘束された4人のテロ容疑者のうち2人は事件の約2週間前から5回以上、下見に訪れていたと伝えた。ホール従業員は「つたないロシア語で何がどこにあるのかを尋ねてきた。キョロキョロしながらロビーを歩き回っていた」と振り返った。当時は大統領選の選挙期間中で治安当局が警戒態勢を強化していたが、不審な行動が見とがめられることはなかった。

 米国は「コンサートなど大規模な集会」を狙ったテロ計画があるとロシアに事前に警告していた。しかし、治安維持を担う露情報機関「連邦保安局」(FSB)は、ロシアの侵略に抵抗するウクライナ側の破壊工作への対処や反政権活動家の監視も担当しており、後手に回った可能性もある。


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