イスラエル軍は27日、イスラム教シーア派組織ヒズボラが拠点とするレバノン南部を空爆した。
ロイター通信によると、レバノン側でヒズボラ戦闘員ら8人、イスラエル北部で1人が死亡した。
レバノン南部の戦闘が激化しており、イスラエルは全面的な戦争も辞さない構えだ。

空爆の報復で、ヒズボラはイスラエル北部にロケット弾数十発を撃ち込んだ。
イスラエル軍は27日、昨年10月にパレスチナ自治区ガザでイスラム主義組織ハマスとの戦闘が始まった後に凍結した空軍の飛行訓練を数週間前に再開したと明らかにした。
ヒズボラとの全面戦争を想定した動きとの見方がある。
イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は27日、「ヒズボラへの対処なしに勝利はあり得ない」と述べた。

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