この夏も全国的に猛暑か 春から熱中症警戒 西ほど梅雨の大雨注意

今日20日は、気象庁からこの先の3か月予報と夏の暖候期予報が発表。今夏も全国的に気温が高く、「猛暑」となる可能性があります。春の終わりから気温が高く、早めの熱中症対策が必要です。梅雨時期の降水量は、沖縄・奄美や西日本の太平洋側で平年並みか多く、大雨災害に注意。

この夏も猛暑か 梅雨の降水量は沖縄・奄美や西日本ほど多め

今日20日は、関東や東海を中心に初夏の陽気となりましたが、明日21日は一気に真冬の寒さに逆戻りします。季節の変わり目で目まぐるしい気温変化となりますが、そんな中、気象庁からこの先の3か月予報と夏の暖候期予報が発表されました。

今年の夏は、地球温暖化や春まで続くエルニーニョ現象の影響等により、全球で大気全体の温度がかなり高いでしょう。春まで続くエルニーニョ現象の影響等により、インド洋熱帯域で海面水温が高く、積乱雲の発生が多い見込みです。この影響で、日本の南では太平洋高気圧の西への張り出しが強まり、日本付近には太平洋高気圧の縁を回って、暖かく湿った空気が流れ込みやすいでしょう。これらのことから、日本付近は、暖かい空気に覆われやすくなる見込みです。

この理由から、全国的に気温が高い見込みで、この夏もまた「猛暑」となる可能性があります。
また、暖かく湿った空気が流れ込んで、西日本太平洋側と沖縄・奄美を中心に、梅雨前線の活動が活発となる時期があり、梅雨時期の降水量は、西日本の太平洋側と沖縄・奄美で、平年並みか多いでしょう。大雨シーズンに平年に比べて雨量が多くなる可能性があるため、災害の発生などには警戒が必要です。

3月~5月の気温 西ほど平年よりも高い

新年度とともに、西から気温が高くなり始めそうです。

3月~5月にかけての3か月予報によると、3月は全国的に気温は平年並みとなるでしょう。今日20日のように急に季節外れの暖かさとなる日もあれば、また冬に逆戻りするなど、寒暖差が激しくなりそうです。
4月は沖縄・奄美で気温は平年よりも高く、西日本で平年並みか高いでしょう。東日本や北日本は平年並みとなりそうです。
5月も沖縄・奄美で気温は平年よりも高くなり、西日本から東日本で平年並みか高いでしょう。暑くなる時期が西ほど早まりそうです。
春の終わりごろから、早めの熱中症対策が必要でしょう。

https://tenki.jp/amp/forecaster/gureweather/2024/02/20/27569.html