断念ではなく、中断だと強調しました。馳知事は知事選で公約に掲げていた小松空港の第二滑走路の整備について、ひとまず検討を中断する考えを示しました。
馳知事は29日午前、急きょ会見を開き、2022年の知事選で公約に掲げていた小松空港の第二滑走路新設について検討を中断する考えを示しました。
記者：
「事実上の断念？」
馳知事：
「断念とは一言も申し上げておりませんので撤回していただきたいと思います」
広報担当：
「先ほどはひとまず中断すると申し上げました」
記者：
「ひとまず中断するということで理由と所感をお願いします」
馳知事：
「断念という文言は撤回していただけますか？」「わたしどもでも調査をしたうえでの第二滑走路の位置の問題を考えますとひとまず中断をするのが妥当な考えであるという認識を持っています」
県は国際線の拡充や国防の観点から第二滑走路が必要だとして、現在の滑走路から海側におよそ200メートルの位置に新設する案を示してきました。しかし木原（きはら）防衛大臣は2023年12月、航空自衛隊小松基地の強靱化のため新たな施設を整備するとして、第二滑走路の新設に難色を示していました。
馳知事は将来的に第二滑走路について検討を再開する可能性があるとした上で、まずは老朽化したエアターミナルビルの建て替えも含めた今後の在り方を検討する方針です。
https://news.yahoo.co.jp/articles/35fcd836c01e775f30a8d352073a660a5909d411
