いつまで薬を飲ませ続ければいいのか。講談師・神田香織さんが“統合失調症の娘を持つ母”として落胆した

19歳で統合失調症を発症した娘のケアを10年以上、続けてきたことを初めて告白した講談師の神田香織さん。この10年間、ありとあらゆる治療法を試したと話すが、苦労したことのひとつが、娘が長年、服用しているという治療薬の副作用だという。

娘は
「薬の副作用ばかりが出る」状態で、飲まなくなっては不安定になり、入院して落ち着く、退院してしばらくするとまた……この繰り返しでした。

2023年8月に電車と接触し、両脚切断という大けがを負ったとき娘は幻聴から逃げるように電車に乗ろうとして足を滑らせて、動き始めた車両と車両の間に飛び込んでしまったのでした。

なんとも厄介なこの病。どんなにだるく、眠くなっても精神薬は独断でやめてはいけないわけで、主治医と相談しながら少しずつ減薬するのが理想です。けれど、何年も飲み続けなければならない苦痛は想像するにあまりあります。

症状が悪くなるとまず医者へ行き、薬で治ったらもう飲む必要がないのが通常の病気です。しかし統合失調症ら違います。かなり長い間、服薬を続ける必要があり、一生続く可能性があることを、一体どれほどの人が知っているでしょうか。
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