米オープンAI 人の声を再現する技術「Voice Engine」を発表 一般公開はせず

3/31(日) 11:57配信

「チャットGPT」を手掛けるアメリカのオープンAIは人の声を再現する生成AIを開発したと発表しました。

選挙などで悪用されるリスクもあるとして、現時点で、一般公開はしていません。

新たな生成AI技術は「Voice Engine」と呼ばれ、15秒分の声のサンプルをふきこみ、
しゃべらせたい文字を入力すると、サンプルの声にそっくりな音声で読み上げることができるほか、多言語への翻訳にも対応しているとしています。

生成AIによる音声
「友情は普遍的な宝物です。世界のどこにいても、私たちの生活に喜び、サポート、笑いをもたらします」

具体的な用途としては子どもへの本の読み聞かせや企業の製品紹介に加え、言語障害がある人の支援などを目的としているということです。

一方で、選挙などで悪用されるリスクを念頭に「人の声に似た話し方を生成するのには重大なリスクがある」として、
現時点で一般公開はせず、政府や企業からフィードバックを受けるなど連携し、安全対策を構築するとしています。


https://news.yahoo.co.jp/articles/b7214da1da27ec19ecd1dc5c06626515e739cf4d