https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-03-31/SB8GN6T1UM0W00
2025年1月までに行われる英国の次期総選挙で、スターマー党首率いる最大野党・労働党が70%余りの議席を獲得し、与党保守党は歴史的敗北を喫する見通しだ。英日曜紙サンデー・タイムズに掲載された世論調査の結果で明らかになった。

  「ベスト・フォー・ブリテン」のためにサーベーションが1万5000人を対象に実施した世論調査の結果によれば、次期下院選挙で労働党が468議席を獲得する一方、保守党は98議席にとどまり、スコットランドとウェールズで1議席も得られない見込みだ。

  1997年に政権を奪還した際のトニー・ブレア氏率いる労働党の獲得議席数は418、メージャー首相の保守党は165だったが、さらに深刻な過去最悪の惨敗になりそうだ。

  世論調査結果によると、保守党のスナク首相は自らの選挙区で敗北する危険があり、ハント財務相とモーダント下院院内総務、クレバリー内相、シャップス国防相も議席を失う恐れがある。