エアフォース・ワンでの「盗み」をやめるよう記者団に警告 枕カバーやグラスなど
https://www.bbc.com/japanese/articles/czrzlkly4n7o

アメリカの大統領専用機エアフォース・ワンで、同行取材する記者団の席から備品がなくなることが常態化しており、報道関係者らは「盗み」をやめるよう注意された。

報道によると、今年2月のジョー・バイデン大統領の米西海岸訪問の後、エアフォース・ワンの記者席から同機のロゴ入りの枕カバー、グラス、金縁の皿などが消えていることが判明した。

カトラリーやタオルなども含め、エアフォース・ワンの備品を記者らが持ち帰ることは、何年も前から当たり前になっているという。

ホワイトハウス記者会は同月、機内の物品を持ち出すことは禁じられていると警告するメールを記者らに送信。そうした行為は大統領同行記者団の印象を悪くするもので、やめなくてはならないとした。

ヴォイス・オブ・アメリカ(VOA)のホワイトハウス担当ミーシャ・コマドフスキー記者は、大統領専用機に搭乗した際に「ちょっとした」コレクションを集めてきたとBBCに説明。

「単に捨てるのを忘れた」というエアフォース・ワンのロゴ入り紙コップを見せながら、「このコレクションで誰かに恥をかかせたわけでも、不正行為をしたわけでもない」と述べた。

コマドフスキー氏は、バイデン氏のサインが入ったチョコレート「M&M’S」の箱も持っている。大統領に同行取材する記者らには、大統領の紋章が描かれた小箱に入った「M&M’S」が土産として配られることがある。