『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』200億円超の損失か ─ 支出額が判明、ポストプロダクションで費用ふくらむ

ハリソン・フォード主演の人気アクション・アドベンチャー映画『インディ・ジョーンズ』シリーズ最新作『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』が、日本円にして200億円を超える損失を出していたことが判明した。米Forbesが報じている。

『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は、ハリソン・フォードがインディ・ジョーンズを演じる最後の作品として公開。シリーズおなじみ、世界をまたにかけたアクションが展開されただけでなく、本作ではタイムトラベルも物語のテーマとなった。

フォードのほか、カレン・アレンやジョン・リス=デイヴィスといった過去作の主要キャストも揃って復帰。ヴィラン役にマッツ・ミケルセンを迎え、アントニア・バンデラスやフィービー・ウォーラー=ブリッジといった豪華俳優陣が集結したが、興行は苦戦。前作『インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国』(2008)の半分にも満たない3億8,396万ドルで着地することとなった。

これまで本作の製作費は2億9,400万ドル程度と報じられていたが、Forbesが入手したディズニーの決算報告書によれば、最終的には3億8,720万ドルが投じられていたという。うち7,900万ドルがポストプロダクション(撮影後作業)で費やされたと伝えられている。本作では撮影当時79歳だったフォードをCGによって30代に若返らせるディエイジング技術が用いられていた。

さらに、この製作費にマーケティング費を加算すると、支出は5億ドルにも及ぶ模様。トータルの損失額は1億3,420万ドル(203億4,579万円、1ドル=151.59円換算)になるという。
https://theriver.jp/indiana-jones5-loss-revealed/