サンルーフから頭出し高架橋に接触 6歳女児死亡、山口
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG0101W_R01C13A0CC0000/
ケース3【少女がワゴン車のサンルーフから頭を出したままガードをくぐり、首を切断して死亡した事故】
友達のお母さんが運転する車に乗っていた女の子達が、天井のサンルーフから首を出して遊んでいた。
運転していた母親はその事に気が付かないまま、車高ギリギリの高さしかない鉄道のガードに進入。
少女達はガードと車体とに首を挟まれて首を切断して死亡した…
このように語られる事故だが、事故自体は実際に1989年広島で起きている。
しかし、首が切断したという事実はなく、強打して即死というのが真相である。
事件は1989年7月20日、広島県佐伯郡大野町屋田越のJR山陽線ガード下で起こった。、
大野町の主婦Yさん(32)が運転するワゴン車にYさんの長女(当時8=大野東小3年)と、
友達のA美ちゃん・N子ちゃん(それぞれ当時8)が乗っていた。
Yさんは次男を保育園に迎えに行く途中で、友達2人はたまたま車に乗っていた。
3人はサンルーフから頭を出して遊んでいたが、車がガードに差し掛かった際、
Yさんの長女はガードに気付いて座席に座ったが、A美ちゃんとN子ちゃんは気付くのが遅れ、
直接顔や頭をガードの入り口に強打した。Yさんは約四百メートル通過してやっと事故に気付いた。
ガードは高さ二・〇七メートル、幅約三メートルで、車高は一・九九メートルあり、
すき間はわずか8センチしかなかったことになる。現場手前には高さ制限一・九メートルの標識があった。
Yさんは精神的なショックから病院に入院したという。。