サンフレッチェ広島は今月3日開催の明治安田J1リーグ第6節・町田ゼルビア戦で、日本代表MF満田誠やFW大橋祐紀のゴールにより、2-1と勝利。今季ここまで無敗だった町田を下して注目を集める中、MF松本泰志の振る舞いもファン・サポーターの間で話題になっている。

 広島は1-0で迎えた50分、ペナルティエリアでDF佐々木翔がMF下田北斗のスライディングタックルを受けて倒れると、OFR(オンフィールドレビュー)の末にPKを獲得。これを満田が決めて、リードを広げた。

 このシーンでは、小屋幸栄主審がOFRのモニターを確認し、町田のペナルティスポットを指差した直後、メインスタンド中央付近にいた松本は、チームメイトのMF川村拓夢とともに駆け足でペナルティエリアへ向かう。そして松本はペナルティスポットに立つと、同じくペナルティエリアに駆け寄って来た町田所属FW藤本一輝に対して、ペナルティスポットを触らせないように身体を入れている。

 インターネット動画配信サービス『DAZN』の中継では映し出されていなかったが、この松本と藤本の駆け引きは X(旧ツイッター)上で瞬く間に拡散。「松本がペナルティスポットを守った」「松本のファインプレーだ」などと称賛の声が挙がる中、広島のアスレティックトレーナーである鶴岡哲生氏も「タクムとタイシのナイスプレー。タクムはPKのときはいつもスポットを守ってくれてる!」と2選手を称えている。

 また藤本の行為に対しては、「PK決まった瞬間、町田の選手が速度上げてスポットに近づいているのが気になる」「雨が降っていたから、ペナルティスポットを荒そうとしたのかな」といった声が。「町田、マジで徹底されている」「町田はそんなことするのか」「藤本はこんなことする選手じゃなかったけど…」「町田のアカデミーや子供たちが見習うのか興味ある」という指摘も飛んでいる。

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