厚生労働省と警察庁は26日、2023年の全国の自殺者数(暫定値)が、前年より63人少ない2万1818人だったと発表した。2年ぶりに減少したが、30~60歳代を中心に男性は増えており、厚労省は物価高騰などによる経済的困窮が影響したとみている。

男性は全体の7割を占める1万4854人(前年比108人増)で、2年連続の増加だった。このうち9403人は30~60歳代で、前年から3・3%(298人)増えた。

会社員や自営業などの人が多く、「生活苦」や「事業不振」といった経済的な問題を抱えている人が目立った。厚労省の担当者は「物価高などにより、家計を支える男性が精神的に追い込まれている可能性がある」としている。

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