クマムシのタンパク質を人間の細胞に導入したところ老化を遅らせることが判明
クマムシのこの圧倒的な防御力は、「乾眠」と呼ばれる休眠状態になることで発揮される。
今回の研究によるなら、この状態に入る鍵を握るのが、「CAHS D」というタンパク質なのだという。
このタンパク質は、細胞内でゲルを形成し、生命活動を減速させる働きがある。
重要なのは、このタンパク質が人間の細胞に対しても効果を発揮することだ。
これについて、論文の筆頭著者シルビア・サンチェス=マルティネス氏は、次のように説明する。
驚くべきことに、これらのタンパク質をヒト細胞に導入すると、クマムシと同じようにゲル化し、代謝を低下させるのです。
これらのタンパク質を持つヒト細胞が乾眠状態になると、ストレスに対する抵抗力がアップし、
クマムシのような力が発揮されます
https://karapaia.com/archives/52330749.html