政府は5日、外国人の送還や収容のルールを見直す改正入管難民法の完全施行日を6月10日とする政令を閣議決定した。
難民認定申請の誤用・悪用を防ぐ制度を導入。不法滞在などで強制退去を命じられた
外国人を本国に送還する仕組みが強化され、送還を拒む外国人の長期収容問題解消が期待される。

旧法では難民認定申請中の外国人は一律に送還を停止していたが、改正法では送還が止まる回数を2回に限定。
3回目以降の申請者は「相当の理由」が示されない限り送還できるようになる。

令和5年中の難民認定者数は303人にとどまった一方、申請者数は1万3823人と前年の3倍超に急増。
難民認定申請の誤用・悪用が多く含まれるとみられていた。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7bb88e3435dfa4e74972cbd110086c119f54703f