イスラエル軍は4日、全ての戦闘部隊の休暇を一時的に停止すると発表した。
シリアの首都ダマスカスにあるイラン大使館周辺への空爆で軍司令官などが死亡したことを受け、イランによる報復の脅威が高まっているためという。
ダマスカスのイラン大使館周辺で1日、イスラエル軍戦闘機によるものとみられる攻撃があり、イラン政府はこの攻撃で上級司令官3人を含む7人が死亡したと発表。
イランのライシ大統領は2日、イスラエルに対して報復すると表明した。 もっと見る
これを受け、イスラエル軍は声明で「状況評価に基づき、イスラエル国防軍(IDF)の全戦闘部隊の休暇を一時停止することが決定された」と指摘。
「IDFは戦争状態にあり、軍の配備は必要に応じて継続的に評価されている」とした。
ネタニヤフ首相はこの日、安全保障を巡る閣僚会議の冒頭で「イランは何年にもわたり、直接的、もしくは代理勢力を利用してイスラエルに対抗してきた。
このため、イスラエルは防衛的にも攻撃的にもイランとその代理勢力に対して行動している」と言及。
「イスラエルに危害を加えようとする者が誰であろうと対抗するという単純な原則に従って行動する」と述べた。

イスラエル、全戦闘部隊の休暇一時停止 イランの報復警戒
https://jp.reuters.com/world/mideast/EGA3GRSKPRNU7PNPTXMJ47VPBQ-2024-04-04/