[エルサレム 7日 ロイター] - イスラエルのガラント国防相は7日、在シリアのイラン大使館周辺に対する1日の空爆にイランが報復を表明したことを受け、イスラエルはイランとの間で起こり得るいかなるシナリオにも対応の用意ができていると述べた。
イラン当局者は先に、イスラエル大使館は安全でないと警告。イラン政府系通信社はイスラエルを攻撃できるとする兵器を示すグラフィックを掲載した。
ガラント氏が軍幹部と「作戦状況評価」を行った後に出された声明によると、同氏はイランとの間で起こり得るいかなるシナリオにも対応できるよう国防組織が準備を終えたと強調した。
イスラエル軍のハレビ参謀総長は「攻撃でも防衛でもイランに対処する方法を知っている」と強調。「近傍でも遠方でもイランに対し強力に対処する方法を知っている。米国や地域の戦略的パートナーと協力して行動している」とテレビで述べた。
一方、イラン最高指導者の上級顧問は7日、もはや安全なイスラエル大使館はないとし、イランはイスラエルとの対立を「正当かつ合法的な権利」と見なしていると述べた。
https://jp.reuters.com/world/mideast/ZQZH5VYKORKTFA3PU42KSTZO7Y-2024-04-07/