「そこの自転車、止まって!」警官の防犯登録チェックは職質の練習? 盗難調べだけではない、本当の目的とは

●職質の練習台という実情もあるが…「走行ルール順守」は自分のため

大きな目的があるとはいえ、一方で、自転車利用者に対する職務質問が「若手警察官の練習台」と化している状況も否定できません。
自転車利用者の多くは中学生や高校生といった少年であり、経験が浅い若手警察官にとっても
気後れすることなく職務質問を試みることができる格好のターゲットになっている実情があります。

本来、職務質問は警職法に定められている要件を満たす場合にのみ許されるものです。
しかし、格別の不審点がなくても「自転車で走っている」というだけで停止を求めているようにみえるケースもあります。

無用な負担を避けるために大切なのは基本ルールの徹底です。

夜間や薄暗い時間帯にはライトを点灯する、並走や二人乗りをしない、左側通行を守る、スマホを操作しながらの
「ながら運転」をしないなどが挙げられるでしょう。ルールに反する行為があれば、それだけでも警察官が声をかけて停止を求める理由になりえます。
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